吉田智子脚本

代表作に、『僕等がいた 前篇・後篇』(2012年)、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(2013年)、『ホットロード』(2014年)、『アオハライド』(2014年)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016年)、『君の膵臓をたべたい』(2017年)、『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』(2024年)。

COMMENT

何かが欠け落ちた者同士が、”歌”を頼りに互いを手繰り寄せ、生まれた恋を、10年という時を駆け、けなげに育んでいく――これは、その静かで深い愛の残像が、みなさんの網膜、そして鼓膜に、切なくも温かく刻まれる、そんな作品です。
脚本は原作のピュアな煌めきを大切にしつつ、「君の膵臓をたべたい」などでもご一緒したプロデューサー陣と、阿吽の呼吸で、愛情込め、編み上げていきました。
演出の三木監督とは「僕等がいた」以来幾度もご一緒し、音楽プロデューサーの亀田誠治さんは「カノジョは嘘を愛しすぎてる」から3作品目‥‥抗いがたい宿命の中、闇に浮かび上がる仄かな光を必死に掴もうとする主人公たちの姿を、優しさを纏った演出と、心沁みる音楽で、一層輝かせてくれると確信しています。
道枝さん、生見さんが演じる恋のハーモニーも、作中で何層にも変調するので、おふたりがどんな奥行きを見せてくれるのか、私自身、完成が楽しみでなりません。
どうぞ、メロディのように奏でられる美しい2人の恋に、耳を澄ませて下さい。